ポケット型Wi-Fiが遅い理由とは?通信速度が遅くなる原因と対処方法の紹介

夜になると、動画の読み込みが遅くなってサクサク見られない
快適に利用できる時と、できない時がある。解決する方法はあるの?

普段は、快適にポケット型Wi-Fi(モバイルWi-Fiルーター)を利用できているのに、急に通信速度が遅くなるといった経験をしたことがある人も多いでしょう。

モバイルWi-Fiルーターの通信速度が遅くなるのには、いくつか原因が考えられます。

逆をいえば、原因さえわかれば、通信速度が改善する可能性もあります

本記事では、モバイルWi-Fiルーターの通信速度が遅くなる原因と、その対処方法について解説します。

ポケット型Wi-Fiの通信速度は夜などに遅くなりやすいって本当?

ポケット型Wi-Fi(モバイルWi-Fiルーター)の通信速度が遅くなる理由には、いくつか考えられますが、中でも最も可能性が高いのが回線混雑による速度低下です。

例えば、日中は問題なく利用できているのに、夜になるとYouTubeなどを見ようと思ってもカクカクして快適に見られないといった場合がこのパターンが考えられます。

モバイルWi-Fiルーターは、スマホと同じ回線を利用しています。

一日の中でも、スマホの利用者数が増える時間帯は、お昼休みの時間帯や、仕事や学校が終わった後の夕方から夜の時間帯などです。

このため、これらの時間帯に特に通信速度が落ち込みやすい傾向があるといわれています。

実際、時間帯別にモバイルWi-Fiルーターの通信速度の推移を見てみましょう。

モバイルWi-Fiルーターの時間帯別平均通信速度(下り)

時間帯 主要モバイルWi-Fiルーターの平均速度※
朝(5:00~8:59) 19.20Mbps
昼(12:00~12:59) 15.09Mbps
夕方(16:00~18:59) 13.65Mbps
夜(20:00~22:59) 20.42Mbps
深夜(0:00~4:59) 26.27Mbps

※みんなの回線速度より「ZEUS WiFi」「MUGEN WiFi」「THE WiFi」の3社の時間帯別速度から編集部が算出(2022年3月6日現在の結果)

この結果からわかる通り、お昼休みの時間帯である12:00~12:59と、学校や仕事が終わる16:00~18:59の時間帯で通信速度が低下する傾向があります

ただし、夜も深まるにつれて通信速度は回復していき、多くの人が眠って利用者の少なくなる深夜帯(0:00~4:59)になると、通信速度は最高値となっています。

この結果は、あくまで平均なので実際にこの速度が出るというわけではないですが、傾向としては時間帯により通信速度が低下しているといえます。

通信速度はどのくらい出ていればサクサク使える?

混雑時間帯の通信速度の低下は、利用者している側からするとどうしようもありません。

対応方法としては、速度が低下しやすい時間帯に高速な通信速度が必要なことを避けるほかありません。

ただし、通信速度が速くないとネットがサクサク使えないわけではありません。

インターネットの使用用途別に、必要な通信速度の目安があり、その通信速度を超える速度が出ていればネットはサクサクと利用できます

このため、通信速度が遅くなりやすい時間でもすべてのインターネットの利用を諦める必要はありません。

利用用途 必要な通信速度
メールやSNSのメッセージ 128Kbsp~1Mbps
WebサイトやSNSの閲覧 1Mbps~10Mbps
動画視聴(YouTubeなど) 3Mbps~25Mbps

用途に応じて「高速な通信が必要なものは混雑時間を割け、その間に低速でも十分できることを済ませてしまう」といった使い方をすれば、効率的に、しかも快適にインターネットが利用できます。

また、動画配信サービスの場合は、視聴前にダウンロードができるものもあります。

通信速度が落ちやすい時間帯に映画などを快適に視聴する場合は、通信速度が十分に出ている時間帯に事前にダウンロードしておくなどしておくとよいでしょう。

モバイルWi-Fiルーターの通信速度が遅くなったら?対処方法と原因を解説

モバイルWi-Fiルーターを利用していると、通信が混雑する時間帯とは別に通信速度が遅くなることがあります。

このような場合は、以下の方法を試してみるとよいでしょう。

  • モバイルWi-Fiルーター本体の再起動を行う
  • 無線LAN(Wi-Fi)の周波数を変える
  • 追加容量を購入する
  • 電波強度が不十分なら場所を変えて利用する
  • 場所を変えて利用する
  • パソコンやスマホなどの端末を買い換える
  • 通信障害の情報を確認する

それぞれの対処方法と原因について、詳しく解説いたします。

モバイルWi-Fiルーター本体の再起動を行う

時間帯に関わらず通信速度が遅い場合、まず行いたいのが本体の再起動です。

本体を再起動することで

  • 本体の不具合の改善
  • 最適な電波に再接続

の2つの効果があります。

モバイルWi-Fiルーターは精密機器なので、軽い誤作動を起こすことがありますが、一度電源を切ると誤作動が解消することがあります

また、端末を再起動すると、再び電波の受信し直しが行われます

モバイルWi-Fiルーターは、複数の電波を拾ってその中で最も高速な電波で通信をしています。

再起動により遅くなっている電波から最適な電波に切り替わるため、通信速度が改善する可能性があるのです。

無線LAN(Wi-Fi)の周波数を切り替える

機種にもよりますが、モバイルWi-Fiルーターの無線LAN(Wi-Fi)には2.4GHz帯と5GHz帯の2種類があります。

この内、2.4GHzのWi-Fiは、5GHzのWi-Fiよりも遠くまで届きやすい反面、電波の干渉を起こしやすいという特徴があります。

例えば、ワイヤレスイヤホンなどの接続に使われるBluetoothも、2.4GhzのWi-Fiに近い電波です。

このため、近くでワイヤレスイヤホンを使っている人が多いと、電波干渉によって通信が不安定になり、結果的にインターネットの接続が遅くなってしまうのです

5GHzは、このような電波干渉が起こりにくいので、可能な端末ならWi-Fiの切り替えを行いましょう

ただし、5Ghzは2.4Ghzよりも電波の届く範囲が狭いので、スマホやPCなどの近くに置くようにしましょう。

追加容量を購入する

モバイルWi-Fiルーターの多くは、利用できる通信容量によって料金が決まっています。

コスパよく利用しようと、最低限のプランで利用している人の場合、普段であれば容量内で収まっていても、突発的に通信量の上限を超えている場合があります

まずは、モバイルWi-Fiルーターのマイページなどで、現在までの通信量を調べてみましょう。

通信量の上限を超えると通信制限がかかり、128Kbsp~1Mbps以下にまで遅くなります。

この通信速度では、せいぜいWeb閲覧が限界で、動画などはよほど画質を落とさない限り、視聴は難しくなります。

しかし、月半ばではプランの変更はできません。

プラン変更を申し込んでも、適用されるのは原則翌月からになりますので、今すぐに通信速度を回復するには、容量の追加購入しかありません

ただし、追加容量は1GBあたり約500~1000円程度とコスパはよくありません。

追加容量はあくまで一時しのぎですので、契約プランの見直しを検討してみましょう。

電波強度が不十分なら場所を変えて利用する

通信速度が遅い場合、電波の強度が十分でない可能性があります。

モバイルWi-Fiルーター本体の液晶には、スマホと同様に電波強度を示すアイコン(一般的には5段階)があり、電波強度が十分にあるか確認しましょう。

モバイルWi-Fiルーターの中には、建物や障害物に強くない電波でしか通信できなないものもあります

駅構内や地下鉄の中、建物の中などでは、十分な電波強度が保てないために通信が不安定になり、結果的に通信速度が遅くなってしまいます。

こうした場合は、電波の届きやすい場所に移動しましょう

カフェなどでは、窓際の席に移動するだけで改善することがあります。

パソコンやスマホなどの端末を買い換える

インターネットが遅いと、ついついモバイルWi-Fiルーターばかりを疑ってしまいますが、実は使っているPCやスマホなどの端末の性能も大きな要因です。

性能的に、常に最新のものが必要というわけではありませんが、長く使い続けていると内部のパーツの劣化もあり、どうしても動作が遅く感じてきます。

通信速度は十分に出ていても、端末の性能が低ければ、その恩恵も得られません。

PCやスマホの寿命は、使い方やもともとの性能にもよりますが、5年程度が一つの目安になるとされています。

利用している端末が、何年前に購入したものかを確認して、必要であれば買い換えを検討してみましょう。

通信障害の情報を確認する

どの対処方法をしても改善しない場合は、通信障害が出ている可能性が高いです

通信障害は「回線そのものに障害が起きている場合」と「使っているモバイルWi-Fiルーターのプロバイダのサーバーで障害が発生している場合」があります。

スマホが使えていて、モバイルWi-Fiルーターのみが使えない場合は、プロバイダの障害の可能性が高いと考えられます。

スマホで、モバイルWi-Fiルーターのサービス会社のホームページにアクセスして、通信障害情報が出ていないか確認しましょう。

また、スマホと同じく利用できない場合は、回線そのものに障害が発生している可能性もあります。

通信障害の場合は、残念ながら復旧するまで待つほかありません。

今使っているモバイルWi-Fiルーターが遅いなら?速度重視ならWiMAXがおすすめ!

これまで解説してきた対処方法をしてみても、やっぱり通信速度に不満があるという場合は、使っているモバイルWi-Fiルーターの乗り換えも検討してみましょう。

編集部がおすすめしているのは、通信容量無制限で、しかも最新の5G回線にも対応しているWiMAXのモバイルWi-Fiルーターです

WiMAXモバイルWi-Fiルーターの特徴

  • WiMAX回線とauの4G(LTE)・5G回線が利用できる
  • 通信容量が無制限
  • スマホがauやUQモバイルならセット割でお得に使える

それぞれについて、もう少し詳しく解説しましょう。

WiMAX回線とauの4G(LTE)・5G回線が利用できる

WiMAXは、今となってはサービス名になっていますが、実はもともとはデータ通信回線の1つで、ドコモ、ソフトバンク、auの回線とは別の独立した通信回線です。

データ専用回線なのでスマホ回線のように電話はできませんが、その分、データ通信についてはスマホの5G回線にも匹敵するほどの高速通信が可能な回線です。

さらに、WiMAX回線の提供会社であるUQWiMAXは、auと同じKDDI系列の会社ということもあり、最新のWiMAXのモバイルWi-Fiルーターは、auの4G(LTE)・5G回線にも対応しています。

通信の際は、この中で最も高速通信が可能な回線に自動的に切り替わるので、いずれかの回線が混雑していても、混雑していない方の回線で高速通信が可能です。

このため、比較的混雑時間帯でも通信速度が落ちにくいというメリットがあります

通信容量が無制限

モバイルWi-Fiルーターの多くは、通信容量の上限で料金が決まりますが、WiMAXは定額制で通信容量の上限がありません

格安なモバイルWi-Fiルーターの大容量プランが3千円代であることを考えると、WiMAXの4千円台は割高に感じる人もいるかもしれませんが、容量を気にせず利用できるのはメリットです。

また、以前WiMAXを利用していた人の中には「3日で15GBまで、の通信制限があるのでは?」と思う人もいるかもしれませんが、実は2022年2月にこの制限は撤廃されました。

WiMAX回線での通信はもちろん、au回線でも通信量に上限はありません。

ただし、有料機能である「プラスエリアモード」を利用した場合だけは、月15GBまでという通信制限がかかります。

WiMAXの「プラスエリアモード」とは?

WiMAXのモバイルWi-Fiルーターは、初期設定では「スタンダードモード」になっていますが、本体の設定を「プラスエリアモード」に切り替えることが可能です。

プラスエリアモードというのは、au回線の内、800Mhz帯(プラチナバンド)を利用して通信ができるモードのことです。

プラチナバンドというのは、広範囲に届き、障害物や地下など電波が届きにくいところにも届きやすい電波のことです。

初期設定である「スタンダードモード」では、プラチナバンドでの通信ができません。

このため、モバイルWi-Fiルーターでも電波が届きにくいところで利用する場合は「プラスエリアモード」へ切り替えることで、快適に使えるようになる可能性があります

ただし、プラスエリアモードを利用すると月15GBまでという制限が加わり、さらに月額1,100円のオプション料金がかかります。

一時的に、電波の弱いところでは、プラスエリアモードは、メリットになりますが、使い終わった後は、スタンダードモードに戻すことを忘れないように注意しましょう。

なお、プラスエリアモードの制限がかかっても、スタンダードモードに切り替えて通信をすれば通信速度の制限は受けません。

スマホがauやUQモバイルならセット割でお得に使える

WiMAXのモバイルWi-Fiルーターは、スマホがau、またはUQモバイルの場合は、セット割の適用対象となり、スマホ料金が割引になります

ただし、割引の料金は契約しているプランによって異なるので、それぞれ確認してみましょう。

auのプラン別割引料金

プラン 割引額(1回線あたり/最大9回線)
ピタットプラン5G/4G LTEデータ容量1GB超 永年550円
ピタットプラン4G LTE/5G(S)データ容量2~20GB
使い放題MAX 5G ALL STARパック 永年1,100円
使い放題MAX 5G/4Gテレビパック
使い放題MAX 5G/4G Netflixパック(P)
使い放題MAX 5G with Amazonプライム
使い放題MAX 5G/4G

UQモバイルのプラン別割引料金

プラン 割引額(1回線あたり/最大9回線)
くりこしプランS/M+5G 永年638円
くりこしプランL+5G 永年858円

現在のスマホがauやUQモバイルを利用している人にとっては、スマホ料金が安くなるので、お得感があります。

また、WiMAXの契約を気に、スマホの乗り換えを検討してみるのもよいでしょう。

さらに、スマホ割を組むとスマホ料金の割引のほかに以下の特典により、上記で紹介したプラスエリアモードがより快適に使えるようになります。

スマホとのセット割を適用することによる特典

プラスエリアモードの料金(1,100円)が無料

プラスエリアモードで速度制限がかかる通信容量が15GBから30GBまで緩和

WiMAXを契約するならどこ?編集部おすすめは「GMOとくとくBB」

WiMAXのモバイルWi-Fiルーターは、回線提供元であるUQWiMAXのほかにも、「○○WiMAX」といったプロバイダ業者が複数存在します。

各社、独自のサービスを展開していますが、中身は同じなので、実はどれを契約しても大きな差はありません。

このため、お得に利用したいなら特典を比較して契約するとよいでしょう。

編集部がおすすめするのはキャッシュバックや割引が充実している「GMOとくとくBB」です

数あるWiMAXの中でも、特典が充実していて、しかも月額割引も受けられるので、特にお得に利用できるからです。

「GMOとくとくBB」の特典内容

「GMOとくとくBB」限定の月額料金 1~2ヶ月は2,079円
3~36ヶ月は4,389円
36ヶ月以降は4,444円
※割引適用前の月額料金は5,302円
端末代金 一括0円(割引前の端末代金は21,780円)
キャッシュバック 13,000円
他社からの乗り換えの場合は20,000円
割引き プラスエリアモードの利用料(1,100円)が36ヶ月間無料

まとめ

モバイルWi-Fiルーターの通信速度が遅い場合の原因や対処方法について解説してきました。

この記事でおさえておきたいポイントは、以下のとおりです。

  • モバイルWi-Fiルーター本体の再起動を行う
  • 無線LAN(Wi-Fi)の周波数を変える
  • 追加容量を購入する
  • 電波強度が不十分なら場所を変えて利用する
  • 場所を変えて利用する
  • パソコンやスマホなどの端末を買い換える
  • 通信障害の情報を確認する
  • モバイルWi-Fiルーターを最新のWiMAXに乗り換える

モバイルWi-Fiルーターが遅いと困っている人は、これらの方法をぜひ試してみてください。

TOP