格安SIM
LINEMO(ラインモ)の評判は悪い?ミニプランの使い勝手や通信速度の実態を調査
更新日:22.01.11

ソフトバンクの格安新ブランド、「ラインモ」は低価格の料金プランと通信速度を両立しているため非常に魅力的です。
2021年7月にはラインモの新たな料金プランとして月額990円で利用できる「ミニプラン」も登場しました。
しかしサービス自体が2021年3月から開始したばかりなので、
「今までのソフトバンク回線と、どちらがおすすめ?」
「料金が安くなっていても通信速度は落ちているのでは?」
「ミニプランと既存プランとの違いが知りたい」
など、わからないことも多いでしょう。
そこでこの記事ではラインモについて、新料金プラン「ミニプラン」も含めて徹底解説していきます。実際の利用者の口コミも紹介していくので、ラインモの利用を検討中の方はぜひ最後までご覧ください。
目次
ソフトバンク「LINEMO(ラインモ)」とは?
ラインモはソフトバンクのオンライン専用ブランドで、格安プランを提供しています。
ソフトバンク回線と同等の高品質回線を利用できる上に、LINEの一部機能に関するデータ通信量がカウントされないため実質的に使えるデータ通信量が多いという特徴も持っています。特にLINEをよく利用する方にメリットの多いサービス内容となっているため、LINEユーザーにおすすめです。
基本料金 | ミニプラン:990円(税込) スマホプラン:2,728円(税込) |
---|---|
データ量 | ミニプラン:3GB スマホプラン:20GB |
データ量超過後の通信速度 | ミニプラン:300kbps スマホプラン:1Mbps |
国内通話 | 22円/30秒 |
通話オプション | 5分以内の通話無料:550円(税込) 国内通話無料:1,100円(税込) |
「LINEモバイル」と「LINEMO(ラインモ)」の違い
ラインモは「LINEモバイル」と名称が似ていますが、全くの別物です。
プラン料金や通信回線など根本的な部分が違うほか、5Gに対応しているラインモに対して非対応のLINEモバイルという点でも差があります。
何より、ソフトバンクは2021年3月にラインモの提供を開始し、LINEモバイルを吸収合併することを発表しました。LINEモバイルは既存利用者に対するサービスは継続しているものの、新規受付は2021年3月末で終了しているため、LINE関連のプランはラインモに一本化されています。
良い口コミからわかる「LINEMO(ラインモ)」のメリット7つ
それでは、ラインモを利用するメリットを利用者の良い口コミも踏まえて見ていきましょう。
【アンケート情報】
対象:ラインモを利用したことがある男女100人
期間:2021年10月5〜8日
募集法:dジョブスマホワーク
上記の法でアンケートを実施し、実際のユーザーの口コミからラインモのメリットを探りました。
口コミからわかったラインモのメリットは以下の7つです。
- ソフトバンクの従来プランに比べて安い
- ソフトバンク回線が使えるので通信品質が高い
- LINEのデータ通信量がゼロになる
- LINEスタンプ使い放題のサブスクがある
- ソフトバンクワイモバイル間との移行手数料が無料になる
- テザリングが無料で使える
- 契約期間縛りや違約金がない
それぞれ詳しく解説していきます。
ソフトバンクの従来プランに比べて料金が安い
ラインモはソフトバンクの従来プランに比べて大幅に安くなっています。
プラン | 内容 | |
---|---|---|
ラインモ | ミニプラン | 3GB/月 990円 |
スマホプラン | 20GB/月 2,728円 | |
ソフトバンク従来プラン | ミニフィットプラン | 使った分だけ 4,378円~ |
メリハリ無制限 | 無制限/月 7,238円 |
ラインモの登場によって毎月のデータ通信量が少ない方も適切なプランを選べるようになりました。
ソフトバンクのときは8000円ほど支払いがありましたが
3000円以下になったので嬉しいです。
(30代前半・女性・主婦)
新料金プラン「ミニプラン」と「スマホプラン」との違い
ラインモが2021年7月15日に提供を開始したミニプランは、スマホプランをさらにライトユーザー向けにした内容になっています。
項目 | スマホプラン | ミニプラン |
---|---|---|
月額料金 | 2,728円 | 990円 |
月間データ通信量 | 20GB | 3GB |
LINEギガフリー | 対応 | 対応 |
速度制限 | 1Mbps | 300Kbos |
注目すべきは3GBで990円という1,000円を切る価格設定です。1GBでは足りないが10GBはいらない、という方にぴったりで、楽天モバイルの3GB1,078円よりもわずかではあるものの安く利用できます。
ただしミニプランは3GB超過後の速度制限が300Kbpsとかなり遅くなってしまうので、データ通信量が確実に3GB以内に収まる確信がなければスマホプランを選びましょう。
300KbpsはSNSやライン、テキスト中心のWebサイトの閲覧程度なら可能ですが、動画を見るには遅すぎると感じてしまうかもしれません。1Mbpsがあれば標準画質のYouTube動画の再生が可能です。
ソフトバンク回線と同等の通信速度で使える
ラインモは3大キャリアのソフトバンク回線と同等の通信品質であることもメリットとして挙げられるポイントです。
ソフトバンクと同じ高品質の回線を使えて、安価だから利用しやすい
(20代前半・男性・会社員)
ソフトバンクは自社で事業展開しているMNO回線なので、格安SIMで利用されているMVNOと比べて通信速度・つながりやすさともに高品質です。さらに2021年11月時点ではエリア限定ですが、徐々に5Gエリアも広がってきているため安定した高速通信が期待できます。
LINEのデータ通信量がカウントされない

ラインモでは「LINEギガフリー」によって、LINE関連の機能はデータ通信量ゼロで使うことができます。
具体的にデータ通信量ゼロで使える機能は以下の通りです。
- トーク機能や設定
- アルバムノートなどの表示や編集
- 音声通話ビデオ通話
- 画像動画の表示や送受信
- タイムラインへの投稿
- Face Play
LINEはトーク機能なら1回につき3KB程度、標準画質の画像送受信でも1回につき113KBほどですが、高画質画像や動画の送受信を行うと途端にデータ通信量が膨らんでしまいます。ビデオ通話になると1分間で10MB消費するため、1時間30分通話しただけで1GBになる計算です。
そのため、ラインモで音声通話やビデオ通話、画像・動画の送受信まで使い放題になっているのはLINEユーザーとしては嬉しいポイントといえます。
良かったのはLINEを毎日のように使う人ならばデータを気にしないで使えるからそこが一番良かった。
(20代前半・女性・会社員)
LINEスタンプ使い放題の特典がある
LINE関連のもうひとつのメリットが、LINEスタンプ使い放題のサブスク「LINEスタンププレミアム」です。
LINEスタンププレミアムには2つのコースが用意されていて、ベーシックコースは月額240円、デラックスコースは月額480円となっています。
コース | 内容 | 月額料金 |
---|---|---|
ベーシックコース | 対象スタンプ使い放題(保有制限5個) | 240円 |
デラックスコース | 対象スタンプ使い放題+絵文字使い放題(保有制限1,000個) | 480円 |
ですが2021年11月現在、ラインモのスマホプラン契約者はポイントバックキャンペーンによって毎月240ポイントがもらえるので、ベーシックコースなら実質無料で利用できます。
ソフトバンク・ワイモバイルからの移行なら手数料がかからない
ラインモはソフトバンク・ワイモバイルのブランド間なら移行時の手数料がかかりません。
- 解除料
- 番号移行手数料
- 事務手数料
これらの手数料が無料になるので、現在ソフトバンク・ワイモバイルユーザーなら手軽にラインモに切り替えることができます。もしラインモにしてみてプラン内容が合わないようなら手数料なしで戻すことも可能です。
テザリングが無料で使える
テザリングもラインモなら無料で使うことができます。
ラインモだとテザリングがあらかじめプラン内容に含まれているので、追加でオプション契約をする必要がありません。テザリングの利用は月間20GBのスマホプラン、月間3GBのミニプランどちらでも可能です。
ただしテザリングは通信量を消費しやすいため、ミニプランだと上限に達しやすい点は注意しましょう。
契約期間の縛りや解約違約金がない
ラインモには従来のソフトバンクのプランにあった契約期間の縛りや解約時の違約金がありません。
最低利用期間についても設定されていないので、通信速度や安定性を確認するためのお試し契約も手軽に行えます。特に2021年7月から登場したミニプランは月額990円と1,000円以下で利用できるため、少額で使い心地を確認するのに最適です。
悪い口コミからわかる「LINEMO(ラインモ)」のデメリット6つ
一方、ラインモのデメリットとなるポイントは以下の通りです。
- 端末のセット購入はできない
- プランに応じた速度制限がかかってしまう
- キャリアメールは引き継げない
- 家族割の適用外になってしまう
- サポートがオンラインしかない
- 留守電が使用できない
それぞれ利用者の悪い口コミも交えながら詳しく解説していきます。
端末のセット購入ができない
ラインモのデメリットとして、端末のセット購入ができない点が挙げられます。
公式サイトには動作確認端末のページはありますが端末販売のページはありません。また、ラインモで使用するスマホについて、
- 利用中のものを使う
- 新しく購入する(家電量販店や通販など)
と記載があるため、2021年11月時点では端末のセット販売の予定はないと考えられます。
端末を購入できるようになると便利だと思う
(40代前半・男性・自営業)
速度制限がかかることがある
ラインモではプランごとに定められた月間のデータ通信量を超過した際に速度制限が行われます。
項目 | スマホプラン | ミニプラン |
---|---|---|
月間データ通信量 | 20GB | 3GB |
速度制限 | 1Mbps | 300Kbos |
スマホプランなら20GBを超過すると1Mbpsに、ミニプランなら3GBを超過すると300Kbpsになってしまうため、毎月の通信量が多い方にとってはネックになってしまうポイントです。
通信量がそれほど多くない方でもミニプランで契約していて不意に3GBを超えてしまった場合、300Kbpsの速度制限がかかってしまいます。300KbpsだとWebページの閲覧でも遅く感じることがあるため、ミニプランの速度制限には十分気をつけましょう。
キャリアメールの引き継ぎができない
ラインモではソフトバンクの時に使用していたキャリアメールの引き継ぎができません。
良かった点は料金が安いことです。悪いのはキャリアメールが使えない事です。
(30代前半・女性・主婦)
キャリアメールというのは「@softbank.ne.jp」などのメールアドレスのことで、ラインモに乗り換える前にGmailなどのフリーメールアドレスを取得しておく必要があります。メールアドレスの変更についても知人・友人に連絡しておきましょう。
家族割が適用されない
家族割の適用外になってしまうこともラインモのデメリットです。
それまでソフトバンクやワイモバイルを家族で契約していた場合、ラインモに移行することで割引の対象ではなくなってしまいます。せっかく月額料金を安くしようとラインモで契約しても、家族割がなくなることでかえって月額料金が高くなるケースもあるため注意しましょう。
基本料金は安いけど、家族割がないから勧めにくい。
(40代前半・女性・学校看護師)
サポートはWebのみで実店舗がない
ラインモは申し込みからサポートまでオンライン完結なので、実店舗で手続き等を行うことができません。
そもそもラインモがこれだけ安い料金プランを提示できているのは、申し込みやサポートをWeb限定にしていることが大きな理由です。そのため、ソフトバンクショップに行ってもラインモに関する問い合わせは受け付けてもらえませんし、電話もサポート対象外になります。
困った時に店舗での問い合わせができない。その分安いのは分かるが、いざという時が心配。
(30代前半・女性・会社員)
わからないことがあった場合はインターネットのみで解決しなければいけないので、対面サポートを受けたい方には利用しづらい体制です。
留守電や転送電話を使うことができない
ラインモには留守番電話・転送電話サービスがないこともデメリットです。
2021年3月のサービス開始から11月現在まで留守番電話・転送電話はサービス対象外となっていて、オプションによる追加もできず今後対応予定もありません。ビジネスシーンなどで利用予定がある方は留守番電話が使えないことをあらかじめ確認しておきましょう。
「LINEMO(ラインモ)」がおすすめの人
これまでの内容を踏まえて、ラインモがおすすめできるのは以下に当てはまる方です。
- ソフトバンクワイモバイルを利用している方
- LINEの使用頻度が高い方
- 安さと通信品質どちらもこだわりたい方
ひとつずつ詳しく見ていきましょう。
ソフトバンク・ワイモバイルユーザーの方
まず、今までソフトバンクやワイモバイルを利用してきた方にラインモはおすすめできます。
乗り換えにあたって手数料がかからないため初期費用を抑えることができ、格安プランであるラインモに移行するメリットが最大限活きてきます。ひとまずミニプランを試してみたい、という場合も気軽に移行ができるでしょう。
LINEを使う頻度が高い方
LINEギガフリーやLINEスタンププレミアムなどがあるので、LINEのヘビーユーザーにもラインモはおすすめです。
特に大容量のデータ通信となる高画質画像や動画のやり取りを行う方にとって、ラインモでLINEのデータ通信量がゼロとなる点は魅力的といえます。また、音声通話やビデオ通話もカウントフリーの対象に入っているのも嬉しいポイントでしょう。
格安SIM並の安さで通信品質にもこだわりたい方
ラインモは格安SIMより快適な通信品質を求めたい方にもおすすめです。
料金プランで見るとラインモのミニプラン月額990円はUQモバイルやワイモバイルなどの格安SIMと同価格帯であるにも関わらず、5Gエリアなら下り最大通信速度が理論値で光回線と同等の2.0Gbpsとなっています。
ソフトバンク回線 | 下り最大通信速度 | 上り最大通信速度 |
---|---|---|
5G | 2.0Gbps | 103Mbps |
4GLTE | 172Mbps | 15Mbps |
できる限り安く、高品質な通信回線を使いたいなら有力な候補となるでしょう。
クリックで費用は発生しません
「LINEMO(ラインモ)」がおすすめできない人
逆に、ラインモがおすすめできないのは以下に当てはまる方です。
- 通信速度の安定性にこだわりたい方
- スマホ端末をセット購入による割引で安く手に入れたい方
- 従来プランで家族割による割引率が多かった方
それぞれ詳しく見ていきましょう。
通信速度にこだわりたい方
通信品質を最優先に考えたい方には、ラインモはあまりおすすめできません。
3大キャリアの格安プランである「ahamo」や「povo」と比較すると、「みんなのネット回線速度」での実測値はラインモが最下位となっています。
プラン | 下り最大通信速度 |
---|---|
ahamo | 98.89Mbps |
povo | 68.58Mbps |
LINEMO(ラインモ) | 47.93Mbps |
実測値でahamoに倍以上の通信速度差をつけられているので、総合的なサービス内容よりできるだけ速い回線で契約することを優先したい方には不向きでしょう。
端末をセット割引でできるだけ安く購入したい方
すでに説明した通り、ラインモはスマホ端末の販売を行っていません。
格安プランを提供しているキャリアでは新規契約申し込みとスマホ端末のセット販売で大幅割引を実施していることがあります。しかしラインモはすでに所有している端末、もしくは家電量販店などで調達した端末を使うことが前提なのでセット販売がなく、端末分の割引を受けることができません。
新たに端末を用意する必要がないなら問題ありませんが、セット購入を検討中なら他社がおすすめです。
家族割による割引率が高かった方
これまでに家族割を利用していて大きな割引があった方にもラインモはあまりおすすめできません。
特に注意したいのが、家族でワイモバイルなどの格安SIMに契約していた場合です。ワイモバイルだと契約している家族の人数が増えても家族割の人数が変わらないため、ラインモに乗り換えた方が、料金が高くなるケースがあります。
「LINEMO(ラインモ)」以外におすすめの格安プラン3選
ラインモ以外の選択肢も検討したい、という方のためにおすすめの格安プラン3選も紹介していきましょう。
各プランのデータ通信量と料金については以下のようになっています。
格安プラン | 料金 |
---|---|
ラインモ | スマホプラン:20GB/月 2,728円 ミニプラン: 3GB/月 990円 |
楽天モバイル | 1GB/月まで0円 3GB/月まで1,078円 20GB/月まで2,178円 20GB以上/月 3,278円 |
povo | 使い放題:24時間/1回 330円 1GB追加:7日間/1回 390円 3GB追加:30日間/1回 990円 20GB追加:30日間/1回 2,700円 |
ahamo | 20GB/月 2,970円 |
楽天ブランド「楽天モバイル」Rakuten UN-LIMIT Ⅵ
とにかく安さを重視したいなら、「楽天モバイル」の「Rakuten UN-LIMIT Ⅵ」がおすすめです。
楽天モバイルは月間の通信量が1GB以下なら料金が0円であり、毎月のデータ通信量が少ない方なら無料で運用することができます。さらにスマホ端末のセット購入も実施しており、キャンペーンで端末代実質1円のキャンペーンなどもあり魅力的です。
ただし、「みんなのネット回線速度」だと楽天モバイルは下り平均31Mbpsで、通信速度の実測値はラインモの下り平均47Mbpsよりも低い結果が出ています。1GBという容量の少なさや通信速度が心許ない場合はラインモの方が安心感があります。
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auブランド「povo(ポヴォ)」povo2.0
拡張性を重視したい方にはauの格安プランである「povo2.0」がおすすめできます。
ラインモにはLINEギガフリーという特徴的な機能が付与されていますが、LINEを普段あまり使わない方にとってはほかの機能が欲しいところです。その点、Povoは「トッピング」機能によって大容量データの追加からコンテンツの使い放題まで、幅広い選択肢を後から付与できます。
なおpovo2.0の月額基本料金は0円ですが、トッピングを一切行わないと通信速度は128Kbpsしか出ません。また、180日以上トッピングをしないと利用停止や契約解除になる場合があるため、基本料金0円といっても実質的には有料のトッピング利用が必須になります。
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docomoブランド「ahamo(アハモ)」ahamo
月額料金を抑えつつ通信品質の高さも重視したい方にはドコモの格安プラン「ahamo」がおすすめです。
ahamoのプランはサービス提供開始から2021年11現在まで1つだけで、月間データ通信量20GBで月額2,970円となっています。
料金だけで比べるとさらに安いプランを用意しているラインモやpovo、楽天モバイルに見劣りしてしまいますが、ahamoの強みは通信回線の安定性にあります。「みんなのネット回線速度」では実測値で下り平均98.89Mbpsとなっており、通信速度で選ぶなら最有力の選択肢です。
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「LINEMO(ラインモ)」の申し込み方法
最後に、ラインモの申し込み方法について手順を追って説明していきましょう。
SIMロックが解除されたスマートフォンを用意する
ラインモに申し込む際、初めに行いたいのはSIMロック解除済みのスマホ端末の用意です。
ラインモは端末のセット購入ができないため、端末は自分自身で所有しているものを使うか、新たに購入してSIMロックを解除しておかなければいけません。3大キャリアのSIMロック解除は以下のURLから可能です。
- ドコモ:https://www.nttdocomo.co.jp/support/unlock_simcard/
- au:https://www.au.com/support/service/mobile/procedure/simcard/unlock/
- ソフトバンク:https://www.softbank.jp/mobile/support/usim/unlock_procedure/
また、申し込み前には必ず公式サイトで端末がラインモに対応しているかどうか確認しておきましょう。
SIMカードとeSIMのどちらかで申し込む
申し込みの際には、SIMカードかeSIMかどちらかの形式を選びます。
SIMカードは申し込み後に発送が行われるため、利用開始まで最短で2日かかります。一方でeSIMは本体一体型なので物理カードを使用しないので、申し込みから最短1時間で開通することが可能です。
対応端末ならeSIMカードの方が、開通が速くおすすめ
開通までの速さで考えるとeSIMの方がSIMカードよりも優れていますが、eSIMには対応端末が少ないという弱点があります。
そのため、eSIMを使いたい場合はあらかじめ対応端末かどうかを確認しなければいけません。しかしeSIMに対応している端末なら物理SIMカードよりも圧倒的に速く開通できるのでおすすめです。
電話番号を引き継ぐかどうか決める
電話番号については引き継ぐかどうかで手順が変わってきます。
それまでに使っていた電話番号の引き継ぎを行わず、新たに取得するなら下で解説する操作は必要ありません。
電話番号を引き継ぐ場合はMNP予約番号を取得する
使用中の電話番号をラインモ乗り換え後にも使い続けたい場合は、事前にMNP予約番号を取得しておきましょう。
ドコモとauは下記URLからMNP申し込みができます。
- ドコモ:https://www.nttdocomo.co.jp/support/cancel_mnp/
- au:https://www.au.com/support/service/mobile/procedure/contract/cancel/
ソフトバンク・ワイモバイルから乗り換えならMNP予約番号はいらない
ソフトバンクかワイモバイルからの乗り換えならMNP予約番号の発行は不要です。
ただしこの場合、「My Softbank」や「My Y!mobile」の氏名や住所の情報をラインモへ引き継ぐことになります。情報の最新化ができていないと手続きに時間がかかってしまうケースがあるため、登録情報を最新のものに更新しておきましょう。
契約プランとオプションを選択する
SIMロック解除やMNP予約番号の取得など、事前準備が完了したら申し込みを進めましょう。
契約プランは月間3GBで990円のミニプランか月間20GBで2,728円のスマホプランになります。どちらのプランでもLINEギガフリーなどの機能はついてくるので、シンプルに毎月使用するデータ通信量で適切なプランを選ぶことをおすすめします。
オプションは通話オプションで必要なものがあれば選択してください。
2021年11月現在、通話オプションはラインモ契約から1年間キャンペーンが適用されています。
オプション | 料金 | 内容 |
---|---|---|
通話準定額 | 550円(キャンペーン期間中0円) | 1回5分以内の国内通話無料 |
通話定額 | 1,650円(キャンペーン期間中1,100円) | 国内通話無料 |
通話準定額のオプションはキャンペーンで無料なので、申し込んでおいて損はありません。
契約者情報を入力し本人確認書類を提出する
続いて契約者情報の入力を行います。
この時、本人確認書類のアップロードを行うのであらかじめ用意しておきましょう。SIMカードとeSIMのどちらで申し込むかで使える書類が変わるので注意してください。
SIMカード | eSIM |
---|---|
・運転免許証 ・国民健康保険証+補助書類 ・マイナンバーカード ・パスポート(2020年2月4日以降申請)+補助書類 ・旧型パスポート(2020年2月3日以前申請) ・住民基本台帳カード+補助書類 ・社会保険証+補助書類 ・身体障がい者手帳 ・療育手帳 ・精神障がい者手帳 |
・運転免許証 ・運転経歴証明書 ・マイナンバーカード ・旧型パスポート(2020年2月3日以前申請) |
他社からの乗り換えの場合はMNP予約番号を入力する
ソフトバンク・ワイモバイル以外から乗り換える場合は、あらかじめ取得しておいた13桁のMNP予約番号を入力します。
MNP予約番号には15日間の有効期限があり、期限が切れると失効してしまうため気をつけてください。取得後すぐ解約手続きをしていて有効期限が切れてしまった場合、再発行ができなくなり電話番号の引き継ぎができなくなります。
SIM開通手続きを行う
申し込みが全て完了したら、SIMカードの到着もしくはeSIMの手続き終了を待って開通を行います。
MNPやソフトバンク・ワイモバイルから乗り換えを行う場合は回線切り替えを行わなければいけないので、
- WEBでの受け付け:「商品発送のお知らせ」メールのURLから手続き
- 電話での受け付け:同梱冊子「商品発送のお知らせ」メールに記載の番号へ電話
いずれかの方法で回線切り替え手続きを完了しましょう。
回線切り替えが完了したら公式サイトの手順に沿ってSIM開通手続きを行います。
SIMカードであれば端末に挿入し、iOS・Androidごとに設定を進めます。所有している端末のページを参照し、APN設定が終われば開通は完了です。
まとめ
ラインモはLINEのデータ通信量がゼロになるLINEギガフリーという独自の魅力を持っています。
3大キャリアの格安プランの中では突出して安いわけではありませんが、2021年7月のミニプラン登場によってお試し契約もしやすくなりました。ミニプランは月間1,000円以下で高品質なソフトバンク回線を利用できるので、通信速度を確保しながらスマホ料金を節約したい方におすすめです。